書きにくい子，書きやすい子

正直男の子は書きやすいですね。
クラウドもカミュも。
女の子でもセフィロスは書きやすい子です。
でも，ヴィンセントはちょっと書きにくいです。
…アフロディーテはもっと書きにくいです。
年頃の女の子は扱いが難しいというように，この手の女の子は描写が難しいですね。

ちょっとぼーっとした女の子って何考えてるか分からないじゃないですか。あ，だからといってぼーっとした女の子が嫌いというわけではありません。
セフィ子は陽気で頭の回転も良くて着飾ることと男の子のことしか頭にないですから，すごく思考もはっきりと伝わってくるんですが，ヴィン姫は何に興味があるのか，何が好きなのかはっきりしないですよねぇ。

人でなしのミネルヴァについて

いつもご訪問ありがとうございます。
人でなしのミネルヴァはごらんいただけたでしょうか?

もし説明不足だったら心配なので，少しだけ補足説明を書きました。
意味が分からなかった，とおっしゃるお客様はこちらをご覧下さい。

結論から言って今回の事件の発端の経緯は，アンジールの推理でほぼ間違いありません。

ジェネシスの持っている樹脂人形にミネルヴァが入り込み，ジェネシスをマインドコントロールしていたのです。
その結果クライシスコアの事件が起こってしまった，と。そういうことです。

もともとあの人形はジェネシスがどこかで作らせた特注品でした。ジェネシスはセフィロスに対して失望していたからです。
セフィロスは輝くばかりに美しいのに，性格は年相応の女の子と大して変わらないし，わがままで気まぐれ。
つまりジェネシスはセフィロスの外見の美しさと内面のグダグダさの境目で苦しんでこんなものを作ったわけです。

ジェネシスは動かず喋らず自分の嫌がることも言わないこの人形と２人で幸せだったわけです。このままこれが続けばいつかはジェネシスも満足して失望や落胆の気持ちも癒え，他の生身の女性とお付き合いができるようになったかもしれない。
でも。
運悪くそこをミネルヴァにつけこまれました。
ミネルヴァは自分の作戦を実行する手足となる存在を探していました。
人形を人間のように扱い，１人遊びをしているジェネシスはミネルヴァにとって格好の得物でした。
そこで人形の中に入り，ジェネシスをマインドコントロールしたのです。

通常，人形の持ち主がアンジールやザックスといった普通の人間ならいきなり動き出したり喋りだしたらびっくりしてそんなもの，捨ててしまうかお祓いに出してしまうでしょう。
でもジェネシスは救いようのないロマンチストでした。
本当に人形に新しい命が宿ったと勘違いしたのですね。
だから自分がマインドコントロールされているだの自分が恐ろしい作戦に利用されているだの夢にも思わなかったのです。

ミネルヴァはジェネシスをマインドコントロールする為にジェネシスに力を与えるだけでなく，世間を憎悪するための負の感情を植えつけました。
しかし，ミネルヴァの作戦はザックスによって粉砕されました。
そのとき，ミネルヴァはジェネシスを見限って去ってしまいました。この辺りの話はCCのノベライズのエンディングで人形が壊れるシーンでも出てきます。
そして残ったのはボロボロの体一つになったわけです。なんてかわいそうなジェネシス。

しかしミネルヴァは完全に消滅したわけではありません。
今は再起に備えて眠っているかもしれませんが，またいずれ姿を現すことでしょう。

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